男子シングルス決勝が行われ、第2シードで29歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第10シードのフラビオ・コボリ(イタリア)を6-1、4-6、6-4、6-7、6-1で破って初優勝し、四大大会初制覇を果たした。

ドイツの男子選手として全仏優勝は1968年のオープン化以降初で、四大大会制覇は96年全豪オープンのボリス・ベッカー以来となった。優勝賞金は280万ユーロ(約5億2千万円)を獲得した。

コボリは初の四大大会優勝を逃した。

○…男子シングルスでズベレフは4時間を超えたフルセットの激戦を制すと、コートに寝転がり、感極まった。四大大会決勝は4度目にして初勝利。悲願を成就し「このコートはいろんな意味で特別。人生最高の瞬間も、最悪の瞬間も味わった。でも、最後はハッピーエンドだ」と喜びを爆発させた。

かつてはジョコビッチ(セルビア)ら「ビッグスリー」、近年は年下のシナー(イタリア)やアルカラス(スペイン)の陰に隠れていた。2022年は右足首の負傷で準決勝を途中棄権し、24年は準優勝に終わった全仏で、ようやく栄冠を手にした。

◆アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)5歳でテニスを始め、16年にツアー初優勝。21年東京五輪金メダル。四大大会は20年全米、24年全仏、25年全豪オープンでいずれも準優勝。198センチ、90キロ。29歳。(共同)