リーグ戦2連覇、さらに大学選手権悲願の初優勝を目指す東海大が、開幕4連勝をマークした。3トライ差によるボーナス勝ち点1を確保し、4試合での勝ち点は合計24。同じく4連勝の東洋大を勝ち点で「1」上回り、単独トップをキープした。
2人の新戦力が光った。前節負傷した右プロップ山中勝晶(3年)の代わりに1年生の佐口広樹が抜てきされた。CTBでは黒田遥斗(3年)がスタメン出場を果たした。ともに、リーグ戦は初出場。
佐口は、スクラム、ラインアウトともに、セットプレーで相手に圧力をかけることに貢献した。初めての公式戦用ユニホームに「重みを感じて最初、緊張しました」と話す佐口は「今日の試合は1本、自分でペナルティーを取られてしまったので、そこは次の試合では『なし』にして、安定させていこうと思います」と話した。
黒田は、秋の公式戦は初めての出場。アグレッシブな走りで、前半6分の正木空馬(3年)の同点に追いつくトライを演出した。「アタックのところは、最初の1対1で前に出られたかなと思っています。浦本(明惟=3年)選手が良いパスくれて、ゲインできて、アシストで投げられて良かった」とトライを振り返った。また、再三にわたり相手のゲインを止める好ディフェンスも光った。
前川鐘平ヘッドコーチは試合後、佐口について「良かったんじゃないかなと思いますかね。非常に体も強いですし、しっかりトレーニングしてるやつなんで、ここまで順調に育ってきたかなっていう感じはしてますね」と評価した。黒田についても「黒田は、10日の帝京との関東大学ジュニア選手権で、良いパフォーマンスをしていて、そこからの起用という形でしたね。今日も、すごい良かったと思います。(ディフェンスの際に)コミュニケーションがすごい取れる選手なので、それを武器に、しっかり体も張りながら、よく頑張ったかなと思います」と話した。
開幕4連勝で、リーグ戦も折り返しとなった。新しい戦力が増えることで、チームの総合力はアップする。前川ヘッドコーチは「競争も激しくなれば、チーム内の総合力も上がってくるのかなと。Bのやつらがどれだけ食らいついてこられるかだと思うんで、頑張ってほしいなと思います」と、底上げ強化を歓迎した。さらに「基本的なことをしっかりやりながら、あと2カ月しっかり頑張って、大学選手権に向かっていきたいなという感じです」と全勝優勝への思いを示した。


