ラグビー

屈強タックラー中村亮土も船には弱かった

元ラグビー日本代表プロップで「バズ」の愛称でファン、選手から愛される浅原拓真(32=日野)がラグビー日本代表選手の似顔絵と裏話をワールドカップ(W杯)日本大会の期間中に随時、紹介します。今回はCTB中村亮土(28=サントリー)です。


元日本代表・浅原拓真が描いたCTB中村亮土
元日本代表・浅原拓真が描いたCTB中村亮土

みなさん、「バズ」浅原です。9回目の今回は、魂のタックラー中村選手のないしょ話。亮土は派手なプレーはせず、与えられた仕事を正確に、愚直にこなす職人タイプ。負けん気が強く、人一倍の努力で現在の地位を勝ち取った、仲間から信頼される熱い男です。


亮土との思い出といえば、18年秋の宮崎での代表合宿です。オフの日、ヤンブーさん(神戸製鋼の山下選手)と僕と亮土の3人で海釣りに行こうと計画しました。朝4時半に起床し、着いた海は少し荒れ気味。船が揺れ、ヤンブーさんが「あかんわー」と情けない声を上げていると「ビビリっすね―(笑い)」と亮土。さすが薩摩隼人と感心していたのですが、えさの臭さと揺れは、タックラーの気力と体力を確実に奪っていきました。…30分後。海のように青い顔で「バジー(私のこと)帰ろう」…。


私の記憶では、亮土がさおを投じたのは、たった2回。それでも「吐いたら体にダメージが残りますから」と前を向く姿に、相手に抜かれても諦めないタックラーの意地をみました。男3人で見たきれいな朝日―。忘れられません(笑い)。


お酒が好きで、外国人選手と日本人のつなぎ役も担った亮土。脱いでもすごい亮土…。南アを相手にも魂のタックルをぶちかましてくれ! それでは次回もお楽しみに!(元日本代表プロップ・浅原拓真)


9月28日のアイルランド戦でパスを出すCTB中村亮土
9月28日のアイルランド戦でパスを出すCTB中村亮土
浅原拓真

◆浅原拓真(あさはら・たくま)1987年(昭62)9月7日、山梨県生まれ。甲府工—法大から10年に東芝入り。19年に退団し、日野とプロ契約。13年4月に日本代表デビューを果たし、現在12キャップ。映画「トイストーリー」のキャラクター「バズ・ライトイヤー」に似ていることから、愛称はバズ。ポジションはプロップ。179センチ、113キロ。

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