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第374回    小林聡美  
2003.08.10付紙面より

小林聡美
写真=「本当は無愛想なんですよね」と小林さん。インタビューの冒頭はその通り、緊張していた感じだった。でも、時間が経つにつれて見せてくれた笑顔はとても素敵でした。あっけらかんで、さっぱりしている。CM等で抱いていた「そんなことでくよくよするなよ」といったイメージ通りでした。「こういう人をお嫁さんにできたらいいのになあ」と心から思っちゃいました
(撮影・小沢裕)

やっぱり「笑顔」が好き

 小林聡美(38)は、不思議な親しみやすさを感じさせる女優だ。インタビュー中もとにかくよく笑った。決して大げさではなく、大人のかわいらしさを感じさせる笑い方が、コミカルな演技同様、見る人に親しみを覚えさせるのだろう。14歳でデビューして以来、ドラマ、舞台、映画、CMにと幅広く活躍し、夫は人気脚本家の三谷幸喜氏(42)。夢は「楽しい老後」という小林は無理せず楽しく、我が道を歩いている。


さりげない色彩

 7月から主演している日本テレビのドラマ「すいか」にちなんでなのか、小林はグリーンのトップスに赤いロングスカートという“すいか色”ファッションで現れた。ユーモアを感じさせるさりげない演出。「よろしくお願いしまーす」とぺこりと頭を下げ、ちょこんとソファに腰掛ける姿は小柄なせいか、大人のかわいらしさを感じさせる。インタビュー中も、とにかくよく笑った。「好きなところも嫌いなところも、明るいところ」と言うのもうなずける。しかし性格は気さくだが、愛想がないと自己分析する。

 小林 「自分のことを人に話すのって抵抗がありますよ。自分のことを話してもそんなに分かってもらえないじゃないですか、絶対。そうするとどう話していいのか分からないんですよ」。

 口数が多い方ではない。だが1度口を開くと、自分の言葉ではっきりと思いを伝える。それが「すいか」で演じる基子と違うところだ。基子はまじめできちょうめんだが、自分の意見をはっきり言ったことがなく、地味にコツコツと働くOL。演じていながら思わず突っ込みたくなるという。

 小林 「もうそういうことはさぁーって(笑い)。あまりにも不器用すぎてというか。頑張ってくれーという感じですよ。私に輪を3つくらいかけて愛想がなくてさえなくて地味。どう演じたらいいんだろう、難しい役だなと思いました。ただ、いちいち立ち止まっていると、ドラマが終わらないですからね。とりあえずガーッと走り続けますよ」。

 女優になって24年。79年、中学2年の時に武田鉄矢主演のドラマ「3年B組金八先生」のオーディションに合格。たのきんトリオの田原俊彦、野村義男、近藤真彦、三原じゅん子と同じ生徒役でデビューした。

 小林 「別に、そんなすごい志があった記憶がないんですけど(笑い)。ドラマはよく見ていたけど、やったことがないし、面白そうだと思ったから。どんなもんかやってみるかなって。お習字ぐらいしか習い事もしていなかったしね」。


きみえ役で転機

 女優として転機の1つだったのが、88年にスタートしたフジテレビの深夜番組「やっぱり猫が好き」だろう。舞台はマンションの一室のみというシチュエーションコメディー。もたいまさこ、室井滋、小林の3人がふんする恩田3姉妹の何げない会話のやりとりがウケた。小林はしっかり者の三女きみえ役。だが酔っぱらうといろいろな物を拾ってきたり、寝言が激しいなどの癖を持ち、豊富な物まねレパートリーを勝手に披露する強烈なキャラクターを演じた。

 小林 「今までにない仕事だったから、楽しかったですね。やったことがないことを最初にやる時って新鮮じゃないですか。映画の時も初めての映画は本当に楽しかった。ある意味「金八先生」も初めてのドラマだったから楽しかった。新しい仕事をする時が転機というわけじゃないけど、やっぱり面白いなと思うかな。ただ「やっぱり猫が好き」は大変でしたけど(笑い)。覚えるのも大変だけど、長く続けていくと、いつも面白い話ができるわけじゃない。どうやって面白くしていくかという難しさがありましたね」。

 収録で進行を忘れると、いい加減なことを言ってしまい、それを修復するためにみんなで取り繕っているのが、アドリブ風になってしまう。それを修正するのがしっかり者のきみえの役目だった。

 小林 「みんないい加減ですからね(笑い)。3人はできることなら脚本通りにやりたいですよ。楽だし。でも忘れちゃうから「そこはまだじゃん」とみたいな感じで戻したりしていましたね。脱線するのは? 特に室井さん(笑い)」。


クヨクヨしない

 小林の仕事ぶりは全力投球というよりも、1つずつ着実にこなしていく。自分のペースを崩さない。しかしマイペースの小林でも衝撃を受け、つらいと思った経験はある。23歳の時、約1カ月半、テレビ番組のレポーターの仕事で、中国・雲南省の少数民族の村を訪れた時のことだ。

 小林 「過ぎてしまうと、そういうつらさは忘れちゃうんですけど、本当に孤独で、お風呂とかもなくて、電気もなくって。体も虫に刺されて、全然電話もできないし、手紙ももらえないし。それに本当にいろいろな人がいるんだなと思いましたね。お風呂に入らない人がいるとか。今はすごいいい経験だったけど、当時は本当に生きて帰れるのかなと。その辺で爆弾が爆発するし。山奥で頭から血を流しているおじいさんとすれ違ったり。美しくて感動的というよりも、うわぁーという驚くようなところをいっぱい見て、ガーンって(笑い)。仕事だったけど、つらかった」。

 そんなカルチャーショックを経験したから、つらい時でもやっていけると思ったという。多少のことでは動じなくなった。

 小林 「そういうところでボーッと暮らしている人たちとか、幸せそうに暮らしている人たちがいっぱいいたりしたので、1つのこととかで悩んだりしても、しょうがないじゃんと。どんなところでも幸せに暮らしていく人がいるんだということが分かって、1つのことでクヨクヨしていてもしょうがないじゃん、道があるよと、何となく思いましたね」。

 「やっぱり−」では、人生の転機も迎えた。脚本を書いた三谷幸喜氏と結婚した。妻は売れっ子女優、夫は人気脚本家。すれ違いの生活になりそうだが、一緒に過ごす時間は意外と多いという。

 小林 「(夫は)私が帰れば家にいるんで。家で仕事をしていますからね。仕事部屋とかではなくて(執筆を)リビングでやっているんで、すごい迷惑なんですよね(笑い)。ごはんを作ってくれたりしますよ。気分転換に作ったものを食べさせられるみたいな。まぁ、おいしいですけどね」。


カッコつけない

 演じることは大好きだ。見て喜んでもらえるのがうれしいし、自分が楽しいから続けている。日常と違うところでいつも新しいことに挑戦しなければならない仕事だから。

 小林 「うその世界を楽しんじゃっているんです。アハハハハ。ただテレビの前で1時間座ってテレビを全部見続けるって、相当なエネルギーがいるんだなと最近すごく思いますね。作る側もちゃんと1時間見させるようなものを作らないといけない。すぐにチャンネルを変えられて、もういいよって、消しちゃったりされないようにね(笑い)」。

 女優をやめようと思ったことはないが「お前なんかやめちまえっと大勢の人に言われたら、じゃいいよ、やめますよという気持ちはいつでもある」という。できることを無理しないでやっていきたい。

 小林 「そんなに必要とされていないのに、自分も嫌だし、みんなにも迷惑かけるし。でも今は幸せだからそんなことを言えるのかもしれないですね。夢は楽しい老後。庭をいじったり、静かな老後を送りたい。夫婦一緒にいるかどうか、分かりませんけど(笑い)」。


聡ちゃんと一緒だと楽しい

 日本テレビ「すいか」で共演し、プライベートでも親しい歌手小泉今日子(37)  小林聡美はオッチョコチョイである。舞台の時のこと、練習用のジャージーをはいたまま「行ってきまーす!」と元気に本番ステージに向かったりする。小林聡美はまじめである。やはり舞台の時のこと、連日誰よりも早く劇場入りし、体を温めるため、ロビーをグルグル歩き回ったりする。小林聡美は頼りになる。本番中に私が笑ってしまったりしても決して動じず、受け止めてくれたりする。気付けば案外、長い付き合いですね。いつも感じるのは「聡ちゃんと一緒だと楽しい ! 」ということ。ベタベタ仲良く楽しいのじゃなくて、同業としての信頼感のもとで楽しく仕事ができるという感じ。そんな風に感じられる人はほかにはいません。掛け替えのない存在です。


 ◆日本テレビ「すいか」(土曜午後9時) OL・基子(小林)と漫画家の絆(ともさかりえ)を中心に、賄い付き下宿に住む女性たちをコメディータッチで描く。共演は浅丘ルリ子、市川実日子、友情出演の小泉今日子ら。


 ◆小林聡美(こばやし・さとみ) 本名・三谷聡美。1965年(昭和40年)5月24日、東京生まれ。79年にTBS「3年B組金八先生」でデビュー。82年に大林宣彦監督の映画「転校生」の主役に抜てきされ、その年の各映画賞の新人賞を総なめにした。88年に始まったフジテレビ「やっぱり猫が好き」で個性派女優としてお茶の間の人気を得た。95年10月に脚本家の三谷幸喜氏と結婚。テレビドラマ「ギフト」映画「てなもんや商社」舞台「おかしな二人」などに出演。エッセー「マダムだもの」「東京100発ガール」などの著書もある。


(取材・近藤由美子)

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