小学校のウサギけり殺した少年逮捕
小学校に侵入し、児童が飼っていたウサギをサッカーボール代わりにしてけり殺したとして、警視庁少年事件課などは15日までに、動物愛護法違反容疑などでいずれも東京都江東区内に住む18歳の無職少年1人を逮捕、2人を追送検した。
3人はオートバイ窃盗やひったくりを繰り返していたグループの一員で、2人は既に窃盗容疑で逮捕されていた。「サッカーのシュートのようにけった。最初は面白半分だったがエスカレートしてしまった」と容疑を認めているという。
調べでは、3人は昨年5月8日早朝、江東区内の小学校に侵入して小屋で飼育していたウサギ1匹を持ち去り、約1キロ離れた公園でけるなどして殺害した疑い。見つからないように石と一緒にポリ袋に入れて、運河に捨てていた。
3人のうち2人はこの小学校の卒業生。一緒にいたグループの少年が「やめてくれ」と涙ながらに訴えたが、3人は聞き入れなかったという。止めようとした少年も卒業生で、ウサギの飼育係をしていたことがあった。
ウサギは「ユキノスケ」という名前で5、6年生が世話を担当。児童らがビラを作って捜していた。校長は「子どもにはいつか帰ってくるかもしれないと伝えていたが、こんなことになりショックです」と話していた。
[2006/2/15/20:55]
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