CDラジカセを大音量で鳴らし続け、隣家の女性を不眠や頭痛にさせたとして傷害罪などに問われた奈良県平群町の主婦河原美代子被告(58)の論告求刑公判が24日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)であり、検察側は懲役3年を求刑した。
検察側は論告で「隣人に苦しみを与えた陰湿な犯行で、嫌がらせは約2年6カ月にわたった。『騒音おばさんの町』として平群町の悪評を広めた」と述べた。
河原被告は用意した便せん70枚もの意見陳述書を読み上げて「(被害者の)女性が何でもわたしのせいにした」などと述べたが、裁判長に途中で止められ、裁判所に提出した。弁護側は音を流したことは傷害の実行行為とはいえないとして無罪を主張した。
[2006/2/24/18:12]