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  この病気になる理由
 

【第20回】

肥満女性に多いNASH

この病気になる理由

脂肪肝(中)

 脂肪肝はアルコール性や特殊なタイプ(急性妊娠性、薬物性など)を除くと、それほど重症化しないと思われていた。ところが近年、NASH=ナッシュ(非アルコール性脂肪性肝炎)と呼ばれる病気を起こすことが分かり、脂肪肝も油断のならない存在になってきた。

 NASHの臨床例研究に取り組んでいる杉本元信・東邦大医学部教授は「NASHは米国の研究者により80年に初めて命名されました。しかし肝臓学の専門医の間でも当初は認められず、今日のように広く認められるようになったのは90年代に入ってから。大変新しい病気ということになります。10〜15年で肝硬変になるリスクがあるのが怖い点です」と説明する。

 病気としての認識がごく最近のため、NASHについては不明な点も多い。特徴としては、肥満している女性に多く、糖尿病、高脂血症を併発している人に発症の危険性が高い、ということ。「脂肪肝の人がすべてNASHに移行するわけではありません。今のところ脂肪肝に何らかの炎症を誘引する因子が加わる時、発症するものと考えられています」と杉本教授。

 セカンド・ヒット(2つめの要因)としては、肥満、高脂血症、糖尿病が重要な危険因子となる。診断に関しては飲酒歴、薬剤歴、血液検査、超音波検査などで肝炎を起こすほかの要素(アルコール性、ウイルス性など)がなく、肝臓の組織検査(肝生検)をしてNASHと確定される。

 「通常、脂肪肝だけならここまでの検査はしません。NASHでは血液検査のGOT・GPT値の比較的高い状態が長期間続きます。しかし中にはGOT・GPT値がさほど高くなく、肝生検で初めて分かる場合もあり診断の難しさを感じます」(杉本教授)。

 詳しい原因が分かっていないため、確立した治療法はまだないが、食事療法、運動療法による体重コントロール、糖尿病治療薬などの投与は効果を上げている。ただNASHも元をただせば脂肪肝。脂肪肝は食べすぎ、飲みすぎ、運動不足が引き起こす生活習慣病である。予防対策はある、ということになる。

【ジャーナリスト 小野隆司】

NASHの頻度

 米国の調査では人口の2〜3%。50歳前後の女性で肥満・糖尿病・高脂血症の人に多い。日本での大規模調査はないが、臨床例が1番多い東京女子医大のデータでも米国と同様の結果となっている。ただ男性の場合は、40歳未満が4割ほどを占めている。
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