アルペンスキー男子で50年ぶりの3冠が懸かっていたヒルシャー(オーストリア)は回転でまさかの1回目途中棄権。「自分のミス。これも試合の一部」とさばさばした表情で振り返った。

 正確なターンが武器だが、序盤からやや膨らむなど狂いが出た。中盤で旗門につまってバランスを崩し、コース上でしばらく立ち尽くした。アルペン複合、大回転に続く金メダルはならず「練習から感覚が悪かった。速く滑るための解決策を見いだせなかった」と結果を受け入れた。