平昌冬季五輪(ピョンチャン・オリンピック)のカーリング女子でLS北見の日本が初の準決勝進出を決めた。

 サード吉田知那美(26)はインタビューで涙を流した。「私がしっかりしていればいい展開になると思って氷に乗っていたんですけど…」。インタビュー中にスウェーデンチームが背後を通り、吉田知はすぐに相手メンバーと抱き合った。しばし、中断して余韻に浸ってインタビューに戻ると「失礼しました…」と照れた。

 日本がスイスに敗れ、準決勝進出が決まるかどうかは米国-スウェーデン戦の結果にゆだねられた。最終戦を残して並ばれる可能性のあった米国が敗れたため、日本の4強入りが決まった。

 吉田知は「対戦した最後の相手と仲が良くて、私たちとスウェーデン、スイスと一緒に準決勝に行けたらよかったんですけど…」と言葉を詰まらせた。「くよくよしちゃいけないなと思っています。気持ち新たに頑張ります」と最後には笑顔も見せた。