男子で66年ぶり五輪連覇を目指す羽生結弦(23=ANA)はSP111・68点で首位、昨季世界選手権2位の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は同104・17点で3位に入った。

 初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は、同80・05点で20位だった。

 羽生は「(SPの演技は)特に不満な点もなく、自分自身が疑問に思うエレメンツもなく出来たので、非常にうれしく思っている。滑走順やサポートメンバーや応援して下さっているみなさんに、自分は恵まれているなと思いながら滑ることが出来た。(オリンピックで好演技)僕はオリンピックを知っているし、今は元オリンピックチャンピオンなので、自分にとってはフリーのミスがここまで強くなったと原因の1つだと思っているので、明日に向けてリベンジしたいという気持ちが強い。(冒頭の4回転サルコーは)ここに来る前にサルコーで練習していたので、いろいろと調整が間に合わなかった部分があったのかなと思うが、実際の点数には満足しているので、サルコーにして良かった。やるべき事はやったので、2カ月間滑れなかった間も努力をし続けた。その結果をしっかりと出したい」と先を見据えた。