平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のフィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が17日夜、平昌オリンピックプラザでのメダル授与式に出席した。

 金メダルを獲得した羽生結弦(ANA)、銅メダルのフェルナンデス(スペイン)とともに大勢の観衆の拍手を浴び「僕が思っていた表彰式より規模が大きくて、驚きました。(メダルは)重いです。思ったより」と笑顔で振り返った。

 フリーでは202・73点をマークし、ショートプログラム(SP)から1つ順位を上げて2位。表彰台に立ちながらも、これまで通り五輪を特別視せずに感想を語っていた。そのためメダルをかけられても「もっと特別にこの試合に懸けていれば(変わったと思う)。もちろん最善を尽くしたつもりですけれど、五輪だからという気持ちでやってこなかったので、これまでと一緒の気持ちで試合を終えることができたのかなって思います」と冷静だった。

 日本でテレビ観戦した山田満知子コーチへ連絡したかと問われ「していないです。いつもしないので。帰って会ったら、何かしゃべるぐらいです」と“宇野節”は健在。「誰にメダルを見せたいか」と問われても「誰にも別に見せたくないです」と笑わせ、記念すべき1日でも「らしさ」が変わることはなかった。