フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が18日、平昌(ピョンチャン)で一夜明け会見を行った。以下、一問一答。

 -プーさんがたくさん投げ込まれましたが、どうしますか

 羽生 プーさんは森に帰します…、というのは冗談です。いつも、子どものチームなどに寄付しています。

 -競技以外にトライしたいことは

 羽生 うーん、そうですね(しばし考える)。いま考えましたけど、1周回ってきて、やっぱりスケートのことだった。本当に、人生をスケートにかけてきて良かったと心から思える。これからももうちょっとだけ、人生をスケートにかけたい。

 -習得を目指すクワッドアクセルは右足への負担がかかる

 羽生 右足への負担は、大きなものになる。4回転ループが跳べたのが(韓国へ)移動する前日。4回転ルッツは全くやらなかった。3回転ルッツを跳べたのもぎりぎり。痛みとの闘いの中、何とか滑るようになった。アクセルに関しては、足首の状況をみながら習得を目指す。正直言ってしまうと、いま若干満足しちゃってる。自分に。きっと今幸せだから、またすぐ不幸がたくさん来て、きっとすぐまたつらい時期がくるんだろうな。

 -この後、休まずスケートをやるか

 羽生 足首次第。痛み止めを飲まないと到底ジャンプを跳べる状態ではない。せっかく金メダルをとったからこそ、いろんな方々にすぐに伝えたい。みんなに笑顔になってもらえるようにしたい。ただ、競技ということを考えると、治療の期間が必要だと思う。