女子エースの宮原知子(関大)は自己ベスト更新のSP75・94点で4位。4大陸選手権で優勝の坂本花織(17=シスメックス)も自己ベストを更新し同73・18点で5位に入った。

 宮原は団体SPで回転不足となった3回転ルッツ-3回転トーループを華麗に決めた。後半の3回転ループも余裕をもって着氷。リンクを大きく使いステップ。ダブルアクセルもきれいに決めた。演技後は笑顔を見せて声援に応えた。

 坂本は冒頭のレイバックスピン、ステップを華麗また丁寧に演技。基礎点が1・1倍になる終盤から3回転フリップ-3回転トーループも見事に着氷した。その後の3回転ループ、ダブルアクセルもミスなく流れにのる着氷で成功させた。演技後はガッツポーズを見せた。

 欧州選手権初優勝のアリーナ・ザギトワ(15=OAR)は、後半のジャンプでは3回転ルッツ-3回転ループを成功させるなどミスなく演技し、世界最高得点の同82・92点で首位発進。

 世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ(18=OAR)も自己ベストを更新する同81・61点で2位発進となった。冒頭のステップ、シーケンスを確実にこなす。最初のコンビネーションは難なく着氷。3回転ループ、2回転アクセルも華麗に着氷した。

 世界選手権銀メダルのケイトリン・オズモンド(22=カナダ)は冒頭のコンビネーションジャンプを高いジャンプから着氷するとその後の演技もミスなく行い、自己ベストの同78・87点で3位。

 ソチ五輪銅メダルのカロリナ・コストナー(31=イタリア)は同73・15点で6位。団体フリーで浅田真央以来、五輪3人目のトリプルアクセルを成功させた長洲未来(24=米国)は、SPでも冒頭に挑んだが転倒したものの同66・93点で9位。GPファイナル2位のマリア・ソツコワ(17=OAR)が同63・86点で12位。