平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が次の夢に再始動した。21日、江陵アイスアリーナのサブリンクで練習を実施。17日のフリーの後練習を見せるのは初めてで、左足で前向きに踏み切るアクセルジャンプを14度跳ぶなど40分間をフルに使い、楽しそうに跳び続けた。

 高さと幅のある大きな跳躍のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を何度も跳んだ。金メダル獲得翌日18日の会見で「モチベーションは4回転アクセルだけ。とるものはとった。あとはちっちゃかった自分の頃に描いていた目標をかなえてあげる」と話していた通り、次の夢は、前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)。4回転ジャンプ全種類制覇に向けた意欲をさっそく形で見せた。

 また「部屋に連れてきている」と封印していたプーさんのティッシュケースも解禁。五輪に来てから初めてリンクサイドに置かれた。25日のエキシビションには、参加を予定している。