国際オリンピック委員会(IOC)は18日、平昌冬季五輪(ピョンチャン・オリンピック)の大会前ドーピング検査で、国ぐるみの不正が発覚したロシアの選手の昨年11、12月の検査数は他国の2倍だったと明らかにした。国際競技連盟や各国の反ドーピング機関に対して違反の可能性が高い競技、国籍のほか、世界ランキング上位や近年劇的に成績が伸びた選手を集中的に検査するよう求めている。

 IOCによると、61カ国・地域の選手6000人から計1万4000件以上の検査を既に実施。2017年4~12月に採取した検体数は、16年の同期間と比較して70%増えたという。