国際オリンピック委員会(IOC)は1日、ドーピング違反があったとしてロシアの28選手に下した永久追放処分をスポーツ仲裁裁判所(CAS)が取り消した裁定に対する声明で「今後のドーピング撲滅活動に重大な影響を及ぼすかもしれない」と懸念を示し、CASが本部を置くスイスの連邦裁判所に提訴する可能性を示した。
声明は「大変遺憾だ。組織的な不正の存在が考慮されなかった。CASはこれまでの決定に比べ、必要な証拠のレベルにおいてより高い基準を求めた」と指摘。ロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止とし、9日開幕の平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)から同国選手団を除外する一方、潔白を証明した選手の個人資格参加を容認した昨年12月の決定は維持するとした。
11人に違反があったと認定されたことについては、組織的な不正が証明されたとして「満足」と評価した。


