平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)は9日午後8時(日本時間同)から開会式が行われ、17日間のスポーツの祭典が幕を開けた。

 日本選手団は、冬季五輪史上最多8度目の出場を果たしたノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(土屋ホーム)を旗手に入場行進した。日本は海外の冬季大会では過去最多の124選手(男子52、女子72)を派遣し、複数の金を含む9個以上のメダル獲得を目標とする。

 フィギュアスケートは10カ国で争う団体が始まり、男子ショートプログラム(SP)で103・25点の1位となった宇野昌磨(トヨタ自動車)の活躍で日本は3位と好発進した。ペアSPの須崎海羽、木原龍一組(木下グループ)は8位だった。

 フリースタイルスキー・モーグルは予選1回目を行い、男子は昨季世界選手権覇者の堀島行真(中京大)と原大智(日大)、女子は村田愛里咲(行学学園教)が決勝進出を決めた。

 今大会はスノーボードの男女ビッグエアとスピードスケートの男女マススタートの他、カーリングの混合ダブルス、アルペンスキー混合団体の計6種目が初採用され、7競技102種目を実施する。