スピードスケート・ショートトラックの平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)男女代表が4日、日本選手団一番乗りで練習を行った。

 成田空港からのチャーター便で襄陽(ヤンヤン)空港に到着後、約50キロ先の江陵(カンヌン)へ移動。選手村に少しだけ立ち寄り、試合会場の「江陵アイスアリーナ」で米国と合同練習した。

 息つく間もない移動に、女子の伊藤亜由子(31=トヨタ自動車)らの用具到着が練習ギリギリになるハプニングも発生。それでも3大会連続五輪代表の伊藤は「ドタバタして氷に乗ったけれど、乗ってみるとアジア圏にすごく有利(な氷)だと思った」と好感触を口にした。

 菊池5姉妹の三女悠希(27=ANA)と五女純礼(22=トヨタ自動車)は朝に母初恵さんから無料通信アプリ「ライン」で日の出の写真と「思いっきり行け」というメッセージが送られてきたことを明かした。純礼は「(2人とも)全く同じ文章だった」と笑わせた後に「チームワークをさらに高めていきたい」と、リレーに向けて選手村で女子5人の結束を強めていくことに意欲を見せた。

 男子では最年少の吉永一貴(18=愛知・名古屋経大市邨高)が「会場に到着する前にバスで『ずっと願っていた、目指していたところに来られた。ここで結果を出すぞ!』というように思いました」と飛躍を誓った。