平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)ノルディックスキー・ジャンプ女子で、日本人初の銅メダルを獲得した高梨沙羅(21=クラレ)が14日、羽田空港へ凱旋(がいせん)帰国した。銅メダルを首から下げた高梨は、到着ゲート前に集まった報道陣150人と一般客100人以上の拍手と歓声に迎えられた。ファンから「沙羅ちゃん、おめでとう」と声をかけられ「ありがとうございます」と小さく丁寧にお辞儀をしてほほえんだ。

 高梨はあと1勝に迫ったW杯通算54勝目にも意欲を見せた。今季残っているW杯5戦全て出場すると言い、1勝したいかどうかを問われると「もちろん。そこを目指している。やるべきことは残っている。最後まで気を抜かずに行く」と真剣な表情で語った。24日から札幌で行われる国内大会に出場したのち、3月3日からのW杯ルシュノブ大会(ルーマニア)に出場する。