予選3位の松本遥奈(24=クルーズ)と同7位の冨田せな(18=新潟・開志国際高)が決勝に出場したが、ともにメダル獲得はならなかった。松本は6位、冨田は8位だった。

 松本は1回目に70・00で4位、冨田は65・25で5位。V候補のクロエ・キム(米国)が1回目に93・75を出しトップ。

 2回目はともに着地に失敗し松本が46・25、冨田が34・50と伸ばせず。

 3回目は松本が66・75、冨田が60・50だった。

 3回目に98・25を出した17歳のキムが金メダルを取った。

 ◆松本遙奈(まつもと・はるな)1993年(平5)7月26日生まれ、北海道出身。青森山田高出身。17年世界選手権銀メダル。ワールドカップ(W杯)では過去4度表彰台。10代から活躍し才能が開花しつつある。昨年2月にもW杯準優勝。

 ◆冨田せな(とみた・せな)1999年(平11)10月5日生まれ、新潟県出身。妙高中-開志国際高。17年2月のワールドカップ(W杯)2位。今季からW杯参戦ながら成績上位。正確なランディングが武器の高校3年生。

 ◆スノーボード・ハーフパイプ競技メモ

 ▽ルール 雪の斜面を半円状に掘り下げたコースの中で、縁から5~7回ジャンプする高さや回転技の難度、着地を競う。雪上車でつくられた全長約190メートル、深さ6・8メートルのコースを使用する。

 ▽順位決定 予選は2回、決勝は3回演技してベストスコアで争う。6人の審判が1人100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた4人の審判の平均点が得点となる。予選の上位12人が決勝へ進出する。

 ▽日程 女子は12日に予選、13日に決勝。男子は13日に予選、14日に決勝。