アルペン女子スーパー大回転を制した「二刀流」のエステル・レデツカ(22=チェコ)が予選をトップ通過し決勝トーナメント進出を決めた。アルペンスキーとスノーボードの両方で五輪に出場するのは史上初めて。

 1回目に43秒32でトップ。2回目も45秒58を出し2回合計1分28秒90の好タイムだった。

 レデツカはスノーボードのトップ選手。ところが17日に行われた五輪初出場のアルペンで金メダルを獲得。「こんなことが起きちゃうなんて」。想定外だったメダリストの記者会見に「お化粧していないから」とゴーグルをかけたまま現れたほど。アルペンではW杯で表彰台に立ったことさえなかったが、チェコに初のアルペン「金」をもたらした。今度は本職のスノーボードで金メダルを狙う。