追い風が表彰台への鍵!? 平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のスピードスケート男子団体追い抜きでメダルを狙うウイリアムソン師円(22=日本電産サンキョー)が6日、会場リンクで調整し、「風」の存在を指摘した。レースが行われる江陵オーバルは、1年前の世界距離別選手権で好記録が続出した「高速リンク」で、当時もリンクに舞う風が話題となった。ウイリアムソンは、天井からつるされた各国の国旗が揺れていたとし、「常に進行方向に向かって吹いている。力を入れなくてもスピードが出る感じがする」と感想を述べた。

 団体追い抜きでは、スピードのあるチームが前半から積極的に仕掛けても、後半にタイムが落ちにくい可能性もある。「後半が強い日本も、最初からスピードを上げていかないと勝負できない」と警戒を強めた。日本の関係者は「平等な条件であればタイムが出るのは見ている人にとっても楽しい。今後も細かくチェックしていく」と話した。