日本記録保持者の小田卓朗(25=開発計画研究所)が1分45秒44で5位に入った。

 同種目では98年長野五輪7位の野明弘幸以来20年ぶりの入賞で、88年カルガリー五輪の青柳徹に並ぶ日本勢の最高成績となった。

 小田は、目指していたメダルにはわずかに届かず、「メダルを取るためにてここまで来た。こんなチャンス何回もある訳じゃない。悔しい」と涙を浮かべた。女子中長距離のエース高木美帆(23=日体大助手)が1500メートルで銀メダルを獲得した前日のレースは選手村でテレビ観戦。「見ていて興奮したし、届かないことではないと証明してくれた。自分も出来るし、やってやろうと思った」と勇気づけられてスタートに立った。

 1000メートルに向け、「チャンスもある。悔しい思いをまとめてぶつけたい」と気合を入れ直していた。

 ウイリアムソン師円(22=日本電産サンキョー)は1分46秒21で10位、中村奨太(24=ロジネットジャパン)は1分47秒38で24位だった。