スピードスケート短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が36秒94の五輪新記録で金メダルを獲得した。1000メートル銀に続く今大会2個目のメダル。日本のスピードスケート界では98年長野五輪男子500メートル清水宏保以来、女子では初の金メダル獲得となった。

 16年シーズンから24連勝中で迎えた大舞台だった。全16組中の14組のインスタートで、エルバノバ(チェコ)と同走。直後の15組で滑った世界記録保持者で五輪2連覇中の李相花(28=韓国)との頂上決戦にも勝った。

 郷亜里砂(30=イヨテツク)は37秒67で8位、神谷衣理那(26=高堂建設)は38秒255で13位だった。

 日本のメダル獲得数は10個となり、冬季五輪では98年長野五輪に並ぶ過去最多となった。