最後までベールに包まれたまま運命の決戦を迎える。陸上の東京五輪代表の最終選考を兼ねた日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)が24日から開幕する。

自己ベストが9秒98の小池祐貴は「しっかり調子も上がってきている。出る以上は優勝を目指す」と意気込んだ。

日本選手権へ向けては重量のあるウエートトレーニングを行い、筋肉に刺激を入れた。100メートルと同じく参加標準記録を突破している200メートルにもエントリーをしている。高速ピッチが武器の26歳は「200は100が終わった後に考える。まずは100に集中しようと思う」と話した。

◆男子100メートル東京五輪代表選考 代表枠は最大3。19年5月~20年4月5日、20年12月1日から21年6月29日の期間に、参加標準記録(10秒05)を突破するか、世界ランキングで出場資格を満たすことが条件。その上で、日本選手権3位以内に入れば代表。それで3枠が埋まらない場合は、日本選手権の結果、世界ランキングの上位などの要素から選ぶ。