時の人の気分転換はスタバ?

陸上の日本選手権男子100メートルで初優勝を飾った多田修平(25=住友電工)が28日、大阪市内のホテルで東京五輪内定会見に出席した。

決勝は25日に行われており、26~27日はリフレッシュできたという。司会を務めた女子1500メートル前日本記録保持者の小林祐梨子さん(32)に、過ごし方を問われた多田は「とりあえずは日本選手権に向けて、全力で取り組んできました。100メートルはメンタルを削られるので、優先的には体を休めることを考えて、ずっとスタバにいました。終わってから、次の日も、2日後も、ずっとスタバにいました」。大手コーヒーチェーン「スターバックス」の略称を連呼し、会場の雰囲気を和ませた。

五輪本番の100メートルでは1932年ロサンゼルス大会の吉岡隆徳以来、89年ぶりとなる決勝進出が期待される。代表を争ったライバルの顔を思い浮かべ「レベルの高い戦いがあった。その人たちの代表で走りきって、ファイナルを目指したいと思います」と誓った。【松本航】