高知県の聖火リレー第1区となった高知市ではマラソンのテレビ解説で知られ、ランニングアドバイザーの金哲彦さん(57)が聖火を掲げた。

最終ランナーだったためトーチキスではなくランタンに種火を入れて、聖火のつなぎ役となった。「たった200メートルなんですが、この火は僕がいないとつながらない」と晴れやかな笑顔で語り「アテネで採火されて日本では福島から始まってずっとつながって東京までいくんですね」と聖火リレーに参加できた感慨にひたっていた。

◆19日の聖火リレー よさこいでも有名な高知市から始まった。スターターはタレント島崎和歌子(48)で演歌歌手三山ひろし(40)にトーチキスをした。四万十市では高知競馬の19歳の女性騎手浜尚美、最終区の宿毛市では引退したばかりの元豊ノ島、井筒親方(37)が笑顔をふりまいていた。

20日は高知県の東側を巡り阪神のキャンプ地安芸市や若き日の弘法大師・空海が修行した室戸市から再び高知市に戻ってくる。