橋本聖子氏(56)が会長辞任を表明した東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗氏(83)の後任として就任した。同組織委員会は18日の理事会で、理事に就任した橋本聖子氏を互選により、新たな会長に決めた。橋本氏の経歴と五輪での成績は以下の通り。

 

◆橋本聖子(はしもと・せいこ)1964年(昭39)10月5日、北海道早来町(現安平町)生まれ。64年東京五輪開会式の聖火に感激した父の善吉さんが聖子と命名。父の方針で3歳からスケートを開始。冬季にスピードスケートで4回、夏季に自転車で3回と五輪に計7回出場。92年アルベールビル五輪女子1500メートル銅メダル。善吉さんは牧場を開き、名馬マルゼンスキーなどを輩出。95年参院選自民党比例区で初当選し、現在5期目。98年に大臣などの警護を担当した元SP(セキュリティーポリス)と結婚。10年バンクーバー、14年ソチ、16年リオデジャネイロと五輪日本選手団の団長を計3回務めた。19年9月に東京五輪・パラリンピック担当大臣に就任。女性活躍担当も兼任。家族は夫と三男三女。

 

<橋本聖子の五輪全成績>

【84年サラエボ冬季五輪】

500メートル 12位

1000メートル 12位

1500メートル 15位

3000メートル 19位

【88年カルガリー冬季五輪】

500メートル 5位

1000メートル 5位

1500メートル 6位

3000メートル 7位

5000メートル 6位

【88年ソウル夏季五輪】

スプリント 予選落ち

【92年アルベールビル冬季五輪】

500メートル 12位

1000メートル 5位

1500メートル 銅メダル

3000メートル 12位

5000メートル 9位

【92年バルセロナ夏季五輪】

3000メートル個人追い抜き 予選落ち

【94年リレハンメル冬季五輪】

1000メートル 21位

1500メートル 9位

3000メートル 6位

5000メートル 8位

【96年アトランタ夏季五輪】

3000メートル個人追い抜き 予選落ち

24000メートルポイントレース 9位

※冬季はスピードスケート、夏季は自転車