競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が9日、千葉県内で練習の一環として短水路(25メートルプール)の大会に出場した。

50メートルの3種目で、バタフライは予選26秒48、決勝25秒76、背泳ぎは予選29秒14、決勝27秒97、自由形は予選25秒49、決勝25秒02だった。バタフライと自由形は予選、決勝ともに1位。背泳ぎは予選全体の2位、決勝2位だった。

池江はマネジメント会社を通じて「練習は順調につめているので、昨日もしっかり練習して少し疲労もある中の6レースでした。ターン後のドルフィンキックやスタートで遅れるという課題はこれまでもありましたが、あらためてその課題を意識することができたので、今後さらに練習していきたいと思います。1日6レース泳ぐのは久しぶりで体はきつかったですが、楽しめました」とコメントした。

同大会は五輪、世界選手権の長水路(50メートルプール)とは違って、短水路(25メートルプール)の大会。池江は白血病から復帰した昨年8月以降で、短水路のレースに出るのは初めてで、6レースを泳ぐのは最多となった。

なお池江は、短水路でリレー種目を含めて、8つの日本記録を保持。今大会で出場した50メートル自由形は23秒95、50メートルバタフライは24秒71をマークしている。