【金子真仁の獅子担日記22】北海道の朝のニオイ、所沢にハシゴ、横浜で受けた訃報

8月も半ばになり、シーズン残りも40試合台から30試合台に。何とか貯金13前後で食らいつくライオンズ。ケガ人が多くとも戦う姿は、確かなる選手層増強の跡を感じさせます。夏を乗り切ろう―。月3回の獅子担日記、8月の中編です。

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■8月10日(月)

窓を開ける。北海道の夏の朝は本当にいいニオイがする。ペットボトルに詰めて持ち帰りたい。美唄市営野球場に行くと、もう元気な声が聞こえる。

何より、朝8時台からもう20人近いファンが3軍夏合宿を見学している。私なんぞ遅刻もいいところだ。17人の選手がいる。なるべく記事であまり取り上げていない選手の取材を、と思っているのだが、そのあたりはタイミングもある。

函館育ちの川下将勲投手(21)が「なんでセイコーマートのTシャツ、着てるんですか?」と突っ込んできた。いやいや、北海道での正装ですから。しょうもない休憩時間の会話に堀越啓太投手(23、写真)が「加須にもありますよね。遠征行く時のバスで見ました」と差し込んでくる。埼玉・加須市にある花咲徳栄高校の出身で、加須にもセイコーマートはある。

堀越は前日の練習試合で制球が定まらなかった。相手の独立リーグの選手は「なんでこんな速いのに3軍なの?」と驚いていたが、課題はまだまだいろいろ。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。