聖火リレーは再び東北に戻り6日は山形県に入った。

南陽市のスターターとしてフェンシング・エペ元日本代表の池田(旧姓原田)めぐみさん(41)がトーチを握った。

オリンピック(五輪)では、04年アテネ大会で2回戦敗退、08年北京大会で当時の日本人最高の15位を記録。アテネ五輪のNHKのテーマソングとなった「栄光の架橋」が流れ、沿道からは地元の知り合いから「めぐみぃ~、頑張れぇ~」との掛け声もとんだ。池田さんの父親が64年東京五輪で聖火ランナーの伴走をしたことを子どものころから聞かされて育ったといい「五輪出場とは別の意味で聖火ランナーにはあこがれていました」と語った。

◆6日の聖火リレー 山形県の南部置賜地区から中央部の山形市まで10市町を聖火が駆け抜けた。カヌー・スプリントのオリンピアン2人が走った。西川町では04年アテネ出場の寺本(旧姓白田)美由希さん(36)、河北町ではアテネと08年北京に出場した丸山(旧姓竹屋)美紀子さん(40)が沿道に笑顔を振りまいた。7日は天童市からスタートして10市町を走る。村山市では、80年モスクワ五輪で幻のボクシング日本代表だった菅藤弘さん(64)が登場する。