東京五輪の聖火リレーは8日、秋田県1日目が行われ、横手市出身のタレント壇蜜(40)が、昨年11月に他界した祖母隆子さんの思いも胸に地元を走った。遺影を抱えた母昌子さんにも見守られながら、沿道の観覧者に向けても笑顔。十分に距離をとって観覧した高校生たちからは「壇蜜さ~ん、かわいい~」の声援も受けた。「楽しみにしていたおばあちゃんには見てもらえなかったけれど、しっかり走ろうと意思を固めて前に進むことが出来た」。区間最終走者としてゴールした地点には祖母が亡くなった病院も目に入り「食べ物、遊ぶ場所、祖母と過ごした思い出がたくさんあるのが、横手市十文字です。(ランナーに)選ばれたことが光栄」と感謝した。

東京五輪・パラリンピック開催に関しても「感染症で人が離れがちな風潮ですが、心がつながっていないと困難に立ち向かっていけないことは五輪もコロナも同じなんじゃないかなと思う」と話した。