【阪神茨木秀俊】ピンチ救った伝家の宝刀チェンジアップ 習得に込められた父の親心

阪神の高卒4年目茨木秀俊投手(21)が4月9日のヤクルト戦で初勝利を挙げました。決め球となったチェンジアップの習得には父の親心が込められていました。中学時代にフォークボールを投げようとした際、父から「肘に負担がかかる」とチェンジアップを勧められたのがきっかけでした。プロの舞台で披露した4球連続チェンジアップでの空振り三振を、父は何度も見返して絶賛していました。

プロ野球

★茨木秀俊が語った初勝利への道のり

  • 父に教えられたチェンジアップの原点
  • けがを避ける投球への意識
  • 1軍で活躍し続ける決意

◆茨木秀俊(いばらぎ・ひでとし)2004年(平16)6月8日生まれ、北海道出身。手稲中央小2年から手稲ヤングスターズで野球を始め、3年から投手。帝京長岡(新潟)では1年夏からベンチ入り。3年夏の新潟大会は決勝で日本文理に敗れ甲子園出場はなし。22年ドラフト4位で阪神入団。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は500万円。ロッテ育成の茨木佑太投手(19)は弟。

4月9日、ヒーローインタビューを終え、森下(左)と笑顔で写真に納まる

4月9日、ヒーローインタビューを終え、森下(左)と笑顔で写真に納まる

冷たい雨の中 満塁ピンチをチェンジアップで斬る

2―0の6回、2安打と四球で2死満塁のピンチ。冷たい雨が降りしきる中、茨木はヤクルトの代打、宮本を低めチェンジアップで空振り三振に斬った。

その原点には父幸雄(ゆきお)さん(56)にかけられた言葉があった。中学時代、「フォーク投げようかな」と話すと、父から「肩や肘に負担がかかるから今はやめておけ」と返ってきた。

4月9日、ヤクルト戦の6回2死満塁、チェンジアップを投げ込む

4月9日、ヤクルト戦の6回2死満塁、チェンジアップを投げ込む

4月9日、ヤクルト戦の6回2死満塁、宮本から空振り三振をとる

4月9日、ヤクルト戦の6回2死満塁、宮本から空振り三振をとる

「極力けがはしないほうがいい」父の思いやり

幸雄さんは当時を振り返る。

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2000年(平12)福岡・中間市生まれ。九州国際大付(福岡)では放送部に所属し、高校野球福岡大会の球場アナウンスを担当。神戸女学院大から23年に入社。
アマチュア野球取材を経て、24年から阪神担当。学生時代は第53期サンテレビガールズや豊中えびす福娘代表を務める。趣味は動物園巡りと、ご当地ちいかわ集め。