【無料会員記事】辰吉寿以輝の現在地〈33〉足踏みした3カ月「骨折よりたち悪くて」

平成のカリスマ、丈一郎(54)を父に持つ辰吉寿以輝(29=大阪帝拳)。

日本初の親子世界王者につながる道を一途に歩みます。

昨年6月7日のアリエル・アンティマロ戦から寿以輝の試合は行われていません。

際どい判定で再起を飾ってから、半年間、一体何があったのか。

年の瀬に、大阪帝拳ジムを訪れました。

ボクシング




バッグ打ちをする寿以輝

バッグ打ちをする寿以輝

長かった空白の3カ月


25年12月15日午後4時。

大阪・京橋にある大阪帝拳ジムのエレベーターを上がった。

寿以輝に会うのは、3カ月ぶりだった。

3階で下りると、アップテンポな音楽が耳に流れ込む。

寿以輝は、黒のTシャツ、黒のハーフパンツでリング上にいた。

アトントレーナーとのミット打ち、バック打ちを繰り返す。

パンチは力強く、コンビネーションを繰り返した。

いつもの光景。

しかしここにくるまでに多くの時間を費やした。


ミット打ちをする寿以輝

ミット打ちをする寿以輝

3度目のけがにドクターストップ


寿以輝は昨年12月に初のタイトル挑戦に失敗。

6月にサウスポーのアンティマロと復帰戦に辛勝した。

サウスポーとの3連戦を終えて、10月下旬に右構え同士の日本ランカー対決を予定していた。

しかし試合を1カ月前に控えた9月に異変が起こった。

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スポーツ

益田一弘Kazuhiro Masuda

Hiroshima

広島市生まれ。2000年の入社からバトル、相撲、サッカー、野球を担当して、13年からオリンピック担当。
14年ソチ、16年リオデジャネイロを取材して、18年平昌、21年東京は五輪班キャップを務める。東京五輪後に一般スポーツデスク。
大学時代はボクシング部で全日本選手権出場も初戦敗退。アマチュア戦績は21勝(17KO)8敗。