【無料会員記事】辰吉寿以輝の現在地〈37〉目指すファイトスタイル、父との共通点

平成のカリスマ、丈一郎(54)を父に持つ辰吉寿以輝(29=大阪帝拳)。

日本初の親子世界王者につながる道を一途に歩みます。

判定1―0の引き分けだった山内翔貴(26=本田フィットネス)戦から約3週間後、寿以輝を大阪帝拳ジムに訪ねました。

プロデビューから10年、プロ20戦を戦って、寿以輝が目指しているボクシングスタイル、そして理想の試合展開をどのように描いているのでしょうか。

ボクシング

★辰吉寿以輝が語った主な内容

  • 時代とともに変わるファイトスタイル
  • デビュー当時は「攻撃型ボクサー」現在は?
  • 戦い方の理想型と父丈一郎との共通点
筋トレに励む辰吉寿以輝=2026年3月9日

筋トレに励む辰吉寿以輝=2026年3月9日

若いプロ選手が増えている

大阪帝拳ジムは最近、にぎわっている。

3月9日、午後4時。

いつものようにエレベーターを3階で下りた。

寿以輝は、練習前で白いバンテージを巻いていた。

普段は人が少ない時間だが、この日はミット打ち、バッグ打ちの音があちこちで響いている。

かつては、健康維持が目的の会員さん、とひと目でわかる人が多かった。

だが最近は鋭いパンチを放つ、若い選手が多い。

10代後半から20代前半だ。

中川一生トレーナーが言う。

「プロは今、9人ですかね。あとプロテストを控えている選手もいますよ。結構増えてきたんですよね」。

思わず「え、9人ですか ! 」と聞き返した。

コロナ禍が明けたころ、プロ選手は寿以輝ともう1人という時期があった。

名門ジムとはいえ、スパーリングもままならず、タフな環境だと思ったものだ。

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スポーツ

益田一弘Kazuhiro Masuda

Hiroshima

広島市生まれ。2000年の入社からバトル、相撲、サッカー、野球を担当して、13年からオリンピック担当。
14年ソチ、16年リオデジャネイロを取材して、18年平昌、21年東京は五輪班キャップを務める。東京五輪後に一般スポーツデスク。
大学時代はボクシング部で全日本選手権出場も初戦敗退。アマチュア戦績は21勝(17KO)8敗。