柴田百恵(24=静岡)には「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がよく似合う。
新期は初のA2級に昇した。「A2として技術は足りない。ただ、自信の持てない自分にとってA2になることで、少しでも自信を持てるのは大きいこと」と謙虚に話した。
10月末の徳山最終日に選抜1枠の重圧をはねのけて逃げ切り、最後の最後でA2勝負駆けに成功した。その前節の平和島で落水し、窮地に追い込まれていた。「徳山へ行く前は、駄目なら駄目で自分に実力がないだけ、と思うように言い聞かせました」と腹をくくった上で逆境をはねのけた。
「今後の目標は、ターンもペラ調整も磨くこと」と大きなことを言わず、目の前の課題に取り組んでいく。
「百恵」という名前は山口百恵さんの大ファンだった父が命名した。学生時代はカラオケへ行くと「山口百恵の曲を歌って」と言われるのが少し嫌だったが、今ではカラオケで「プレイバックPart2」を歌うこともある。「先輩が名前をすぐ覚えてくれる。百恵で良かったと思っています」と笑顔で話す。
いつか、山口百恵さんのように、大舞台で光り輝く柴田を見てみたい。
◆柴田百恵(しばた・ももえ)1999年(平11)11月4日、静岡県生まれ。121期生として17年11月津でデビュー。初勝利は18年5月平和島オールレディース。初優出は今年5月の蒲郡ヴィーナスシリーズ。154センチ、45キロ。22年の獲得賞金は1048万8000円。血液型A。























