女子レーサーの素顔に迫る「ビューティフルボートレース」。今回は神里琴音(18=福岡)を紹介する。

10代でデビューする選手は数多くいるが、彼女もその1人。師匠の渡辺優美から指導を受け、日々、技術に磨きをかけている。

笑顔と元気いっぱいの神里。取材時はきらめくハイトーンボイスで和やかな空気に包まれるが、レースでは攻めの姿勢を崩さない。そんな彼女にデビューのきっかけやプライベートを聞いた。

笑顔&元気いっぱいの神里琴音
笑顔&元気いっぱいの神里琴音

-学生時代の過ごし方は

神里琴音(以下神里) 小学3年生から中学3年生までは、硬式テニスをやっていました。あとは塾に行っていたので、あまり遊べなかったですね。

-ボートレーサーを目指そうと思ったきっかけ

神里 大山千広さん親子の番組を見たのがきっかけです。知らないスポーツを見て「面白そう!」と興味を抱き、やってみたいと思いました。

学生時代は硬式テニスに励んだ
学生時代は硬式テニスに励んだ

-やまと学校での思い出は

神里 受験はスムーズに終わって、1回で合格しました。(思い出としては)休みの日は、同期とサッカーや野球などをして遊んだことです。(つらかった思い出は)要領が悪いので、学科がつらかったですね(汗)。

-10代で沖縄県を飛び出した時の心境

神里 最初、沖縄から福岡に来た時は、冨名腰桃奈さんや先輩たちが、いろんな所に連れて行ってくれたので、楽しかったです。

師匠の渡辺優美(左)と
師匠の渡辺優美(左)と

-師匠は渡辺優美、出会いのきっかけは

神里 渡辺さんと一緒のレースになった時に、(走り方など)見てもらうことがあって、「いいな」って思いました。それで、ちょっとしてから(弟子入りを)お願いしました。(師匠として)優しい方ですし、いろんな事を言っていただけるので、助かっています。

-改めて師匠の渡辺に一言

神里 いいレースをあまりできていないですが、これからもよろしくお願いいたします。

-プライベートで仲のいい選手や過ごし方は

神里 同期では、筒井美琴さんと仲がいいです。プライベートでは、よく渡辺さんと会います。一緒にご飯を食べに行くことが多いですね。レースとかの話しもしますし。最近では、一緒にトレーニングもしています。

仲のいい同期の筒井美琴(左)と
仲のいい同期の筒井美琴(左)と

-直近の目標、将来はどんな選手になりたい?

神里 (直近は)準優に乗れていないので、準優に乗ることです。(選手としては)渡辺さんみたいになりたいですが、ファンからもいいレースができていると思われるような、選手になりたいです。

-最後にボートレースの魅力について

神里 見ていても、やってみても、魅力あるスポーツだと思います。

※次回は5月10日更新予定

◆神里琴音(かみざと・ことね)2004年6月16日、沖縄県生まれ。128期生として21年5月芦屋デビュー。同年8月宮島G3で、デビュー初1着。今年の獲得賞金は303万7000円(4月8日現在)。152センチ、46キロ、血液型O。