皆さま、こんにちは。先月、発表されたSGオールスターのファン投票で、1位に選出されました。まさかと、ただただ驚いています。感謝しかないです。優先出場権は持っていましたが、自力では出られない大会。投票で出られるのは格別な思いです。たくさんのご投票、ありがとうございました。

今年最初のSG、大村クラシックでは優出(5着)ができました。モーター(複勝率33・5%)はそうでもなかったですが、ボート(複勝率50・3%)が良かった。優勝戦へ進めたのはボートの良さ一本かなと思います。なぜいいか、どの程度、作用するかは分かりません。木の密度、軽さ、バランスなど説明できる選手もいるとは思いますが、僕は正直なところ分かりません。ただし、乗っている感覚で、いいボートはモーターを出し切れない部分で前に進む力があるのかなと思います。

大村(3月クラシック優出5着)のエースボート24番。ボートの良さが足や乗りやすさにつながることがあります
大村(3月クラシック優出5着)のエースボート24番。ボートの良さが足や乗りやすさにつながることがあります

いいボートでも、出る(足の良くなる)ボート、乗りやすいボートは違う印象があります。出るものは伸び、行き足、出足に直結しますし、何をやっても乗りやすいボートもある。今回の大村は出る感じでした。足を求めると乗りづらくなった。乗りやすくすると目に見える足には影響があった。でも、ボートのおかげで思っていた以上の感触になった感じがします。

ボートの数字も、モーターと同じで大事かなと思います。ボート調整は選手ができない分、重要な一面もあります。ボート変更がプラスになる場合もありますが、マイナスも大いにあります。特にG1やSGは上位のボートから出場するため、交換はリスクになるのかな…と。モーター同様、ボートの履歴を追ってみるのもいいかもしれません。事故の後などに急激に成績の悪くなるボート、逆に良くなったものを調べるのも面白いかもしれません。これからはボートにも注目してみてください。(ボートレーサー)