【奈島宏樹・ポリバレント舟券スペシャル】

◆10R

私は小学生の時、中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」を聴いて、ハスキーボイスと大人っぽい歌詞に衝撃を受けました。30年以上の月日が流れ、今節はどこまでも飛んでいきそうな“翼”に注目しています。

準々優6R、1枠の佐藤翼がパワーを見せつけて、準優進出一番乗りを決めました。トップタイのコンマ05でスリットを通過すると、さらに伸びて危なげなく逃げ切りました。伸び、回り足ともに抜群です。SGグランプリ直前の低調機シリーズですが、佐藤の31号機は節一のパワーを誇っています。

「以前は伸びにこだわり過ぎる調整をしていました。それでA2に落ちてね。バランスを考えて調整するようになった」と明かしました。前検でペラ調整し、複勝率28・9%のエンジンのパワーを存分に引き出しました。「もう微調整」と話すように、弱点はありません。

準優10Rは2枠です。1枠の高野哲史より、佐藤がパワーで断然上です。全速スタートを決めてスリットで少しでものぞけば、豪快なジカまくりを決めます。相手筆頭は回り足のいい長野壮志郎を指名。展開を突いて佐藤に迫ります。(2)(5)流し、(2)-流し-(5)の8点で勝負します!