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KEIRINグランプリ2015

展望

連覇を狙う武田豊樹ら強豪が激突

 KEIRINグランプリ2015(GP)が12月30日、東京・京王閣競輪場で開催される。連覇を狙う武田豊樹(41=茨城)を軸とする、9人の精鋭が激突。シリーズ初日の28日はガールズグランプリ、29日は若手の登竜門・ヤンググランプリが行われ、それぞれの王者が決定する。

充実の関東勢と新田祐大でV争い

<グランプリ>
 輪界の頂上決戦に臨む9戦士が決定した。注目は、今や最強コンビへと成長した武田豊樹、平原康多の結束力だ。

 今年最後のG1競輪祭・決勝は2人が支配した。村上義弘が果敢に突っ張り先行。中部勢を不発に終わらせると、平原が内を突いて村上の3番手をゲットした。武田は連結を外したが、まくった平原と再びドッキングして好追走。ゴール寸前で武田が差し切って優勝というドラマだった。

 昨年の場合、競輪祭・決勝では武田が自力勝負に出て、無冠の平原に勝利と最後のGP切符をもたらしている。そして本番。平原のまくりに乗った武田が悲願の初制覇を成し遂げた。今年も最後のG1は2人によってシナリオが完成。GPでは、これに神山雄一郎が加わっての関東結束が濃厚だけに、優勝争いの軸となる。

 彼らの前に立ちはだかるのは、圧倒的なスピードで日本選手権とオールスターの2冠を制した新田祐大。ナショナルチームで磨かれた鋭いダッシュ力で駆けられては、別線に勝機はない。山崎芳仁との福島作戦を決められるか。

 近畿勢は、稲垣裕之と村上義弘という京都の両機動型が連係して一撃を放つ。村上は、競輪祭・決勝で先行して最後のGP切符を手にするなど、大舞台で強い。3年前、同じ京王閣でのGP。雨中の単騎戦で頂点に立った勝負魂は健在だ。

 自在足を駆使してオールマイティーで戦える浅井康太、ゲリラ戦を展開する伏兵・園田匠の動向は、レースの流れを大きく左右する。

まくる小林優香vs逃げる奥井迪

<ガールズグランプリ>
 快進撃を続ける小林優香が、2度目の挑戦でガールズGP制覇なるかが注目される。最近は、以前の徹底先行よりも残り1周からのロングまくりが多いが、成績は安定。積極的に立ち回れば、V奪取が有力だ。

 小林優に挑む筆頭は豪快な逃げが身上の奥井迪。とにかく先手をつかむ走りは素晴らしい。今回、同型のライバル加瀬加奈子がいない点は有利に働く。昨年の覇者・梶田舞にも勝機は十分。前もつれがあれば、鋭いまくりが爆発する。勝負強い石井貴子、レース運びが俊敏な石井寛子まで圏内だ。

唯一のS1野原雅也が混戦を断つ

<ヤンググランプリ>
 全員が自力型の難解レースだ。ただ、唯一S級1班の野原雅也がV争いの中心か。7月の地元福井G3では、まくり2連発で準決まで進んだ。先行一本槍でないのが最大の強みといえる。同じ近畿地区で栗山俊介、元砂勇雪の奈良コンビがタッグを組みそう。先手を取りそうなこのラインに乗るか、まくり合戦を力でねじ伏せる。

 S級V経験がある川口聖二もまくりは鋭く、中部同士で谷口遼平と連係するようなら面白い。新鋭105期生では渡辺雄太が狙い目。夏から秋は調子を落としたが、南関地区プロのスプリント準Vなど復調気配で、一発は十分ある。



ボート

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