膝に爆弾を抱えている堀内昇(33=茨城)が、好調時の片りんを見せた。

予選6Rは、打鐘から押さえ先行で2着に粘った。「今日は膝の調子も良かったけど、後ろが同期の星野(辰也)さんで気合が入りました」。同期との信頼関係が不安を打ち消した。

けがから慢性化した膝痛で、思うような練習ができない。2年間で競走得点は15点も下げた。「もどかしいですよ。でも、初日のレースで少し自信になりました」。ダッシュ自慢の斉藤健人をくぎ付けにしたペース先行は、きっと復調への足掛かりになる。