A級降格2期目の棟方次郎(48=青森)が、予選5Rで逃げた土田武志を追い込み1着となった。地元で面目を保ち「この1着は大きい」と胸をなで下ろした。

ひとまず安堵(あんど)したのは理由がある。地元戦は5月に予選で失格。8月は準決で敗退していた。「あのうっかり失格を思い出して、ずっと気持ちにも余裕がなかったから。ただ、これで流れが良くなるかな」。一気に寒くなった冬のようなコンディションも「青森育ちだからね」と苦にしない。準決の走りも見逃せない。