斉藤寛人(51=福井)が久々のVに燃える。さすがの調整手腕で、複勝率26・4%の平凡機を戦える足に仕上げ、予選を堂々のトップで通過。準優も新美恵一、中村有裕の差しを抑えてすんなりと逃げ切った。

 しかも、優勝戦は1号艇。今村暢孝、新美恵一らベテランがそろったが、「個性派が多いね。準優に続いてワンスモアだよ」とインを譲るつもりはない。「めったにないチャンス。でも、この年(51歳)だし、がつがつしてもね。楽しみますよ」。最後は笑いでインタビューは終わったが、11年6月の地元三国以来、6年5カ月ぶりの優勝をひそかに狙う。