検車場に豪快な笑い声が響き渡った。今月から1年7カ月ぶりに戦列に復帰した関根幸夫が、16年平塚G3以来となる地元戦に挑む。

 左膝の負傷を機に入院すると、腹部の大動脈瘤(りゅう)などが発覚。計5度もの手術を行った。「もう全身麻酔はイヤだね。とにかく走って戻さないと。復帰戦の平は風も強くて怖かった。でも前回(補充の静岡)はそれほど抜かれなかったね」と、一戦ごとレース勘を取り戻している。平塚での一戦を「緊張するから嫌い」と苦笑したが、ファンの前で自慢の関根スマイルを披露してみせる。