「SGの中のSG」と呼ばれ、ハイレベルなレースが繰り広げられるSG第28回グランドチャンピオンが、19日から24日まで山口・徳山ボートで開催される。カウントダウン連載「ROAD TO グラチャン」の第1回は大会の歴史や、過去のレースを振り返る。

<大会の歴史>

 (1)大会の歴史 モーターボート競走法の制定40周年を記念して創設。第1回は91年住之江で行われ、西田靖が2M抜きでSG初優勝した。当時の優勝賞金は2500万円で、現在は2700万円。

 (2)出場資格 優先出場者は前年度のグラチャン優勝者。同グランプリ優勝戦出場者。オールスター優勝者。それ以外は過去1年間(17年4月~18年3月)のSG優勝戦完走者と、SG予選の得点上位者。今大会は菊地孝平が得点290で選考1位。初日ドリーム戦1号艇を手にした。

 (3)女子選手 01年からつで寺田千恵が女子初のSG優勝戦に進出。1号艇で登場したが、5着に敗れた。今大会は長嶋万記、小野生奈がグラチャンに初出場する。

 (4)史上最高の返還額 02年宮島で行われた優勝戦。1号艇の西島義則と2号艇の熊谷直樹がフライング。発売総額約26億円のうち、約24億円が返還となった。返還率は92・8%で史上最高。2位は89年下関のオールスターで、返還額は約19億円。あらためて1位の返還額のすごさが分かる。

【古村亮】

※明日は大会総展望