伊藤裕貴が調子を上げてきた。

 2月上旬に街道練習の事故で腰椎圧迫を負い、約2カ月の入院を経て5月に実戦復帰。直前の福井G3では3度もバック先制し、後手に回った2予はまくり快勝とらしさを見せた。「腰がちゃんと曲がらないが、その体調に合うようなフォームを試している。福井はがらっと乗り方を変えた効果」と話した。高校時代は1学年下で、特選11Rで戦う小川真太郎に「競技で強すぎでした」と言わしめた天才肌。本領発揮に注目だ。