2年連続でガールズグランプリ出場を目指す長沢彩(30=愛知)は今が正念場だ。現在の賞金ランキングは、5位から8位まで50万円ほどの差しかなく、その中に尾崎睦、鈴木美教、奥井迪、長沢彩の強豪がひしめき合っている。順位は日々めまぐるしく変動。ここからの1か月間は、『取りこぼしたら脱落』というバトルロイヤルが続く。

7月以降は意識的に先行数を増やし、総合的なスキルの底上げに成功。前々回の地元・名古屋は、体調不良を乗り越えて優勝を勝ち取った。「厳しい状況でも最後まであきらめない。今年は勝たないといけない場面でしっかり勝てるようになっていますから」。9月以降は、自己最高の4連覇中。この猛チャージが上位陣をあわてさせているのは間違いない。

予1・6Rは、積極型が不在。ランキング9位の梶田舞を警戒しながらマイペース駆けに持ち込む。