今、ボート界でついている選手と評判の小野達哉(33=大阪)が優勝戦1号艇をゲットした。

前走地の下関G1ダイヤモンドカップは準優3着。普通なら優勝戦には乗れないはずだが、2着前本泰和の待機行動違反による繰り上がりでファイナル進出を決め、優勝戦は6コースから3着に食い込んだ。

そして今回。シリーズリーダーの前田将太が3日目12R開始時点では得点率首位。前田が3着までなら優勝戦1号艇という状況で強いホーム追い風が吹いた。1周1Mで前田は先マイ態勢に持ち込むところ、引き波に大きく乗る形となってしまい5着大敗。3日目3、2着で終え、得点率9・00で待っていた小野は、トップ通過で優勝戦の絶好枠が転がり込んできた。

「ついてますね」とにっこり。「目立つ足ではないが、乗りやすさがあって、しっかりかかるし悪くはない。スタートも割と行けている」と手応えはまずまず。2019年前期が自身2回目のA1級で、昨年11月から今年4月いっぱいが選考期間の2019年後期勝率も7・00(17日現在)で連続A1級は間違いない状況。

それだけに欲しいのは優勝。「しばらく遠ざかっていますよね」と話すように、16年7月大村からVがない。「優勝はしたいですね」ときっぱり。ファイナル1号艇からスタート鋭発逃げで自身4回目の優勝を狙う。