ナショナルチームの小林優香(25=福岡)が、前橋での日本女子最速タイム9秒7をたたき出し、白星スタートを切った。

最終ホーム6番手から発進。見た目は車の出が悪かったが、前団をとらえると17年9月28日にステファニー・モートンが出した9秒7と同タイム。非公式ではあるが、女子の前橋レコードタイ記録だ。

「タイムはまずまず良かった。でも、もう少し早めに動いておけば良かったですね」と納得の表情だった。山原さくらが9秒8、そして妹弟子の児玉碧衣が9秒9だと聞くと「それなら良かった」とサムアップして笑わせた。

日本選手権での脇本雄太の走りにも刺激を受けたそうで「ワッキーさんは私と脚質が似ているから練習でも他の人とは別の、一緒のメニューが多い。ワッキーさんが目標」。今開催は勝利とともにタイムを出すことが目標。女子バンク記録に挑む。