松村友和(40=大阪)がこの日、一番目立っていた。

その髪の色は、今月3日に不惑を迎えた男とはとても思えない鮮やかなピンク。「いつからこの色? 今年からですわ。これまで金色や緑にしたことはあったけど、この色は珍しいね」と笑い飛ばした。その効果か、今年初戦となった前場所宇都宮では予選2着、準決1着で決勝進出(7着)と上々のスタートを切った。

一昨年10月の川崎でS級初優勝を飾った後は、A級降格もあってS級優勝には手が届いていない。「そろそろ頑張りたいね。そのためにはまず明日」。神田龍の番手を回る初戦9Rは必勝の構えだ。